そんなもの、あったってなくたって、僕らは毎日を生きる

yokotam2008-10-06


いい音楽や高尚なクラシック、あるいは流行のトップ10
そんなもの、あったってなくたって、僕らは毎日を生きる。

でも気づけば、ふと口ずさんでしまうような
大好きな歌や大切な歌は、誰しも心の中に持っている。


大切な記憶ともに残っていく「歌」と、忘れていた大切な風景を思い出させる「言葉」
そして、自分を投影できる隙間がたくさんあり、どこまでも優しくあなたを包みこむ「音」。
しっかりとこの作品に、つめ込みました。

“人と人との関係が少しだけ親密になれるような音楽”がここにはあります。




小田晃生の本格的なソロ活動第1弾 2ndアルバム『発明』
いよいよ11月3日(月)リリースします!



  *   *   *   *   *

パッチワークのようにカラフルで素朴な、飾らないファンタジーを描くシンガー・ソングライター小田晃生。さまざまなジャンルをポップの風呂敷で包み込み、独自の音楽に昇華しているバンド、コケストラのメンバーでもある。mona recordsよりリリースされた1stアルバムは、多くの音楽玄人が絶賛し、高い評価を受けた。

そんな彼の2枚目のソロ・ワークスである本作は、田中馨SAKEROCKショピン)、伊藤大地SAKEROCKグッドラックヘイワ)、野村卓治(グッドラックヘイワ)の3人をゲスト・ミュージシャンに迎え制作された、初のバンド編成によるアルバムです。
彼の持ち味である、素朴だけど「いい歌」。それが仲間たちと協力してつくったバンド・サウンドによって色づけられ、ただ牧歌的なのではなく、まさにパッチワークのようにカラフルな音楽性を持った作品に仕上がっています。

いい歌は弾き語りでやってもいい、とはよく言いますが、今作はその逆。
「いい歌をバンドでやったら、もっとよい」のです。


  *   *   *   *   *


前回の日記でも書いてた、小田晃生のリリース詳細が決まりました。
いやぁ、ここまで長かった〜〜!! 




現在、とっておきの曲「夜道」のPVを制作中ですが、
アルバム収録曲のいくつかをmyspaceにて視聴できます。
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1004134304

ちょこっとでも引っかかった人は、騙さないので(笑)
「となり町の映画館」から聴いてみてください。


古き良きムードを漂わせながら、時代性を見失わない現代の吟遊詩人、小田晃生
きっと、あなたの“気づけば、ふと口ずさんでしまうような、大切な歌”を歌ってくれるはずです。



《追記》

小田くんと僕の出会いは、とある町のCDショップ。
そこは僕らが互いに働いていたお店で、初めはただの同僚として出会った。

「はじめまして」「こんにちは、よろしくお願いします」

そう、いい笑顔で挨拶してくれた小田くんは、まったく仕事ができず、僕は彼のことが少し嫌いだった。そのときの僕は、何にもなくて(今もだけど)ただがむしゃらにやるしかなかったから。
ひたすら、バカみたいに、音楽の仕事がしたかったから。

仕事にもなれて談笑する余裕も出た頃、
彼は「僕、音楽やってるんですよ」と一枚のデモ音源をくれた。
僕は小田くんのことが好きになった。


数年後、僕は運良く音楽に関わる仕事をしていて、
彼はミュージシャンとしてメキメキと力をつけていた。

「あのとき『すごいよかったよ』って、電話かけてきてくれましたよね」。
何年かのち、嫌ってたことを彼にしゃべったら、そう言われて赤面した。
「ああ、この人音楽しかできないんだ。それじゃあしょうがないって納得したんだよ」
って憎まれ口をたたいた。

「ソロもやっていきたい」と、また手渡されたデモを、
行さんに聴かせたら、CDをリリースすることになった。


それからちょうど丸1年。
今度は、僕と彼は一緒に仕事をしている。人生わかりませんね。

もちろん色眼鏡はかけてないつもりですよ。
だけど、きっとこのアルバムは、僕の人生にとっても大切な作品です。
「みなさん、はじめまして。こんにちは、よろしくお願いします」